“木の町ときがわ”がお届けする
暮らしを耕す手しごと体験

ここは、埼玉県中部に位置するときがわ町。山と川に囲まれた自然あふれるこの町では、暮らしのすみずみまで、木や森の恵みが取り入れられています。今風にいえば、サステナブル。だけど、ときがわ町ではずっと昔から営まれている“森とともにある暮らし”そのものなんです。「森の教室」は、そんなこの町のあり方を、体験型アクティビティを通して楽しく体感していただくプログラムです。森の恵みを再発見し、参加者の皆様の暮らしが豊かになるきっかけとなれば、嬉しいです。ときがわの森で、お待ちしています。

体験型アクティビティ

大人も子どもも楽しい!
森とつながるものづくり

「森の教室」では、森や自然と深くつながったものづくりや手しごとを体験できます。例えばときがわの木を使ったり、昔からの技術を活かしたり、原料づくりから関わったり……そんな一歩踏み込んだものづくりを、普段はなかなか会う機会のない職人さんやアーティストがやさしく教えてくれるので、初心者でも安心です。もちろん完成品は持ち帰っていただけるので、日常の暮らしもより豊かに。何よりも、それぞれの体験を通して、森の循環や生態系、町の文化を知るきっかけにもなるでしょう。ぜひ、気になる教室にご参加ください。

LIVING WITH THE WOOD

木のぬくもりに
あふれた町

ときがわ町にとって、木は特別に親しみのある存在です。奈良時代、慈光寺開山にともない工匠がこの地に多く移り住んだことを契機に木工技術が発達し、建具の一大産地となりました。現在でも、町の小学校など公共施設が地域の木材である“ときがわ材”で木質化するなど、木のぬくもりは町の暮らしのあちこちで感じることができます。

Forest Circulation

森のめぐみを、
めぐらすために

かつて、私たちの暮らしは、森からたくさんの恵みをもらってきました。燃料に薪や炭を使い、キノコや木の実は食料に、木材は住まいや日用品に。暮らしと森は、共生していたのです。しかし今、私たちの暮らしは森と遠く離れて営まれるようになりました。そうして森に人の手が入らなくなると、森は荒れていきます。適度に伐採・手入れがされていない森は、土砂崩れなどの災害を生みやすくなり、豊かな生態系も壊れていきます。それは、森だけでなく川や海の環境も悪化することにつながります。

森に適切な手を入れ伐採された木が私たちの暮らしの中で活用される一方で、半世紀後の活用を見据えて新たに木を植えていく――私たちが思い描くのは、こんな森と人の営みの良い循環です。「森の教室」が、森の循環、暮らしの恵みに貢献することを願っています。

私たちについて

私たち「ときがわネットワーク」は、“東京から最も近い里山”であるときがわ町で事業を営む職人と行政担当者、そして観光や建築などの専門分野で活動するプロフェッショナルが集結したチームです。